
アウトソーシングビザ提供会社のVFSグローバルは、2026年5月6日、ポーランドのシェンゲンビザ申請者向けに21の非EU加盟国で新しいスマートフォンアプリを公開したことを発表しました。このアプリは既存のウェブポータルを踏襲しつつ、パスポートデータのOCRスキャンや生体認証チップのNFC読み取り機能を搭載し、ビザセンター到着前に申請フォームの事前入力が可能です。申請者は予約枠の検索、パスポート画像のアップロード、予約開始時のプッシュ通知受信ができるようになり、ミンスク、デリー、マニラなど予約枠が慢性的に不足する都市で苦労していたトラベルマネージャーから長らく要望されていた機能が実現しました。VFSグローバルは公式アプリが無料であることを強調し、予約を販売する第三者の「ボット」には注意を促しています。ポーランド外務省はまだ書類チェックリストの改訂を行っていませんが、実務者の間では、ワルシャワがアプリで生成される電子支払い領収書を予約証明として求め始めるとの見方が強まっています。これが実現すれば、企業は出張承認のワークフローを調整し、従業員がGoogle PlayやAppleのApp Storeから正しいアプリをダウンロードしているか確認する必要があります。今回のアプリ公開は、昨年フランスやイタリアが導入した同様のモバイルツールに続くもので、シェンゲン圏のアウトソーシングが急速にモバイル分野へ移行していることを示しています。グローバルモビリティチームにとっては、大規模なグループ予約の管理が容易になるという利点があり、特に季節労働者のピーク時には重要ですが、一方でベンダー契約におけるデータ保護の課題も浮上しています。
出典: Charter 97