
5月11日にイタリアの航空管制官、空港警備員、航空会社の地上スタッフによる8時間にわたるストライキが発生し、数百便の運航がキャンセルまたは迂回を余儀なくされました。この影響は、ポーランド発着の乗客に特に大きく感じられました。LOTポーランド航空はワルシャワ発ミラノ・ローマ行きの昼便を全便運休し、ライアンエアーやウィズエアーはクラクフ、カトヴィツェ、グダニスクとイタリアの主要空港を結ぶ便で平均3時間の遅延を報告しています。EU261規則により、航空会社は再予約や返金を提供する義務がありますが、航空管制官など第三者スタッフのストライキによる遅延に対しては補償金の支払い義務はありません。そのため、出張者向けにはウィーン、ミュンヘン、チューリッヒ経由での再予約や、北イタリアでの会議には鉄道利用を推奨する旅行管理会社もあります。ポーランドのシレジア工場からトリノへ輸送されるジャストインタイムの自動車部品を含む貨物も、貨物業者が貨物室の容量減少を見越していたため遅延が発生しています。ポーランドの旅行代理店は、労働組合がペンテコステ週間にも再度ストライキを行う可能性を示唆しており、初夏の需要に影響が出る恐れがあると警告しています。現在、ワルシャワ・ショパン空港ではストライキによる乗り継ぎトラブルに対応する専用カウンターを設置し、5月11日・12日の旅行に関しては変更手数料を免除しています。イタリアへ渡航する従業員には、1) 出発の48時間前までにフライト状況を確認すること、2) 経費精算のため搭乗券や遅延通知を保管すること、3) ストライキによる追加宿泊費が旅行保険でカバーされているか確認することを周知するよう求められています。
出典: Anadolu Agency