
オビエドの国家警察は5月18日、偽造されたコロンビアのパスポートを使い、シェンゲンビザの要件を回避しようとしたとして、2名を逮捕しました。容疑者は都市間バスステーションで職員が旅券のラミネートに不自然な点を発見し、身柄を確保しました。鑑識調査により、生体認証データのページがすり替えられていたことが判明しています。捜査当局は、この2人がラテンアメリカ出身者に改ざんパスポートを4,000~6,000ユーロで提供し、スペインおよびシェンゲン圏内へのスムーズな入国を約束する大規模な組織の一員とみています。家宅捜索では、複数の空白ビザシール、テンプレートファイルを含むノートパソコン、9,300ユーロの現金が押収されました。今回の事件は、スペインが新たに導入した入出国管理システム(Entry/Exit System)による旅券の厳格な審査強化の中で発生しました。このシステムは、チップ内のデータと光学的読み取り情報が一致しないパスポートを自動的に検知します。生体認証チップの認証失敗が、今回の二次検査と逮捕につながったと当局は説明しています。雇用主にとっては、偽造書類の手口がますます巧妙化していることを示す警鐘です。就労許可や在留許可をサポートする人事部門は、従業員のパスポートや身分証明書の真正性を認証翻訳やアポスティーユサービスを通じて必ず確認すべきです。モビリティマネージャーは、スペインの移民法における書類偽造の厳罰(最長8年の懲役)について、派遣者に周知徹底する必要があります。警察はインターポールとコロンビア領事館にも通報しており、デジタル鑑識によるメール注文や支払い記録の追跡から、さらなる逮捕が見込まれています。
出典: Teleprensa