
映画「ターミナル」と比較されることもある事件で、ブラジル第3地域連邦裁判所は5月30日、エジプト国籍のアブダラ・モンタセル氏に対し、サンパウロ・グアルーリョス空港の国際トランジットエリアで51日間拘束された後、入国を許可しました。モンタセル氏は4月9日、妊娠8か月のブラジル人の妻と2人の子どもを伴って到着しましたが、書類の真偽を疑われ入国を拒否されました。家族は領事館の介入により解放されましたが、連邦警察は結婚証明書の不備を理由にモンタセル氏の入国を認めませんでした。裁判所は長期拘束を不相応と判断し、移民・安全保障上のリスクは認められないと結論付けました。裁判官は書類の詳細審査が完了するまでの間、仮滞在許可証の発行を当局に指示しました。この判決は、行政上の移民に関する疑念よりも家族の結束という憲法上の権利を優先する最近の判例を強化するものです。グローバルモビリティの管理者にとっては、特に扶養家族の書類準備の重要性を示すとともに、国境での判断が過剰に思える場合には司法救済が可能であることを示す安心材料となります。法律事務所は、外国人専門家を受け入れる企業に対し、入国拒否時に迅速に人身保護令状を申請できるよう緊急連絡体制を整備することを推奨しています。また、民事書類の公証済み・アポスティーユ付き原本を保管し、真偽の疑いを減らすことも勧めています。連邦警察は、ブラジルで最も利用者の多い国際空港であるグアルーリョス空港の手続きを見直し、書類確認を迅速化するとともに、疑義が残る場合は長期の空港内拘束ではなく専門の移民窓口へ速やかに回す方針を示しました。
出典: UOL Notícias