
6月11日、フランス各地の県庁前で数百人の移民や長期在留外国人が抗議デモを行い、滞在許可証の更新手続きの迅速化と、トラブルが多発するオンライン申請ポータル「ANEF」の予約枠拡大を求めました。BougeTaPref!という団体は、パリ、マルセイユ、リールをはじめとする9都市で同時多発的に抗議活動を展開し、手続きが滞っている個々の事例を記した段ボール箱を積み上げました。活動家たちは、更新予約まで6~9か月待たされることで、労働者が法的な不安定状態に置かれ、出張や労働契約の更新ができないと訴えています。参加者の中には、滞在許可証の期限切れによりシェンゲン圏への再入国が認められず、海外の会議に出席できなかったケースも報告されています。内務省は年末までにデジタル改革で遅延を解消すると主張する一方、県庁職員の労働組合は、2023年以降の申請件数27%増に対し人員が追いついていないと反論しています。今月初めには、フランス最高行政裁判所が政府に対し、ANEFポータルの技術的問題を6か月以内に解決するよう命じ、期限後は日々の罰金を科す可能性を示しました。フランスの現地契約で雇用する国際企業には、更新手続きを有効期限の10か月前から開始し、継続雇用を証明する会社の証明書を発行することが推奨されています。抗議者によれば、これらの書類が緊急予約の迅速化に役立つとのことです。また、出張者には「récépissé(受領証)」の説明を行い、滞在権を一時的に延長しシェンゲン圏の国境で提示できることを周知する必要があります。
出典: The Local France