
パルマ・デ・マヨルカ空港で身体の不自由な乗客(PRM)を支援する労働者たちが、6月17日から無期限の24時間ストライキを開始することを決議しました。イースター以来続く労使紛争が一気に激化し、スペイン有数の観光玄関口が夏のピークシーズン直前に大きな混乱に見舞われる可能性があります。PRMスタッフは1日平均約1,300人の車椅子利用者や医療的ケアが必要な未成年者などをサポートしています。彼らがいなければ、航空会社は法的に特別支援が必要な乗客を搭乗させることができず、予約の変更やキャンセルを余儀なくされます。空港運営会社のAenaは緊急要員を外部委託するとしていますが、労働組合は代替要員が空港の構造や新設された35台のEES生体認証キオスクの操作に十分習熟していないと反論しています。企業の出張担当者にとっても影響は大きく、支援を必要としない旅行者も地上係員の人員再配置により保安検査や搭乗ゲートでの待ち時間が長くなる恐れがあります。パルマの一般航空ターミナルを利用するビジネスジェットも、1人あたり最大350ユーロの民間移動サービスを契約せざるを得なくなります。バレアレス諸島の調停機関TAMIBでの交渉は木曜夜に決裂。サービス請負業者のAdelteは5%の賃上げ案を提示しましたが、昨年のバレアレス諸島のインフレ率8%を下回り、人員増加もありませんでした。組合側は慢性的な人手不足により、多くの従業員が1シフトで15キロ以上も車椅子を押して遠くのゲート間を移動していると訴えています。Aenaは6月17日以降に出発する乗客に対し、少なくとも48時間前までに支援の申請を行い、緊急対応チームの編成に協力するよう呼びかけています。パルマへの頻繁な出張がある企業は、ストライキ初週はバルセロナやバレンシア経由での会議設定を検討し、毎朝7時に発表されるAenaのストライキ影響速報を注視することが推奨されます。