
リアルタイム監視プラットフォームNaKordoni.euは、6月15日20時37分(中央ヨーロッパ時間)時点で、ラヴァ=ルスカ-フレベンネ国境でポーランド入国を待つ大型貨物車両が626台に達し、待ち時間は約62時間51分と報告しました。この渋滞は、イースター休暇時のピークとほぼ同程度で、ポーランド側のウクライナ産穀物の獣医検査強化と、EUの新しい入出国管理システムに伴う運転手の書類チェックの厳格化が重なったことが背景にあります。シレジアの工場向け自動車部品やポズナンの電子機器を輸送するフォワーダーは、この遅延が週半ばまでにジャストインタイム生産ラインに影響を及ぼす可能性を警告しています。一部の物流会社は、ドロフスク経由の北ルートやスロバキアのウジホロド-ヴィシュネ・ネメツケ経由の南ルートに迂回していますが、いずれも片道150~220kmの距離増と追加の高速道路料金が発生します。ポーランド税関関係者によると、混雑の一因は季節的なもので、ペンテコステ(聖霊降臨祭)週末にウクライナのドライバーがEUからの配送を終え国内の家族行事に向けて帰国したため、国境の出国側が混雑したことが挙げられます。現在は、6月1日から共通農業政策の新たな高リスク農産物保護条項に基づく厳格な生物安全検査と重なり、遅延が拡大しています。製造業者には、重要部品の安全在庫を少なくとも72時間分増やし、優先度の高い荷物は水曜・木曜の夜間に配送するよう推奨されています。過去のデータでは、この時間帯に渋滞が一時的に緩和される傾向があります。ルブリン近郊やA4回廊沿いでのクロスドッキングも、渋滞解消までのラストマイルの不確実性を軽減する手段として有効です。NaKordoniの7日間予測では、金曜日まで待ち時間が50時間を超える状態が続く見込みで、ポーランド農民の抗議活動が再開されれば、2月のデモ時に見られた72時間超の待機時間に達する可能性が高いとしています。
出典: Nakordoni.eu