
中国国家移民管理局(NIA)は、6月18日から20日までの3日間の端午節連休中に、中国の出入国港で1日平均220万人の入出国者数を見込んでいると発表した。これは2025年の同期間と比べて11.7%の増加で、1日のピークは235万人を超える見込みだという。国際空港がその大部分を担い、上海浦東空港は1日約10万4千人、北京首都空港と広州白雲空港はそれぞれ5万2千人の利用が予想されている。深圳宝安(2万1千人)、北京大興(1万9千人)、成都天府(1万7千人)も主要な玄関口となる。香港・マカオとの陸路の出入国も大幅な増加が見込まれ、深圳羅湖の検問所だけで1日26万人を超える可能性があり、香港・珠海・マカオ大橋の各港も3万7千人以上の通行を準備している。交通の円滑化のため、NIAは検査レーンの増設、スタッフの増員、リアルタイムの混雑情報をSNSや空港モニターで発信するよう指示している。また、税関、検疫、交通部門と連携し、ツアー団体や海外からの帰国労働者の迅速な通関を図る。企業にとっては、中国の国境再開が具体的な移動の増加につながっていることを示す数字であり、長期連休中に中国本土への人員移動を計画する企業は、主要空港での長い待ち時間を想定し、成都や厦門などの二次的な玄関口の利用も検討すべきだ。旅行管理者には、早めの航空券や列車の予約、入国審査の余裕時間の確保、特に新たな240時間のトランジットビザ免除制度を利用する社員の書類有効性の確認を促している。専門家は、この連休を中国の高度化した電子入出国インフラの試金石と見ており、混雑が抑えられれば、政府がビザ免除措置の拡大や入出国手続きのデジタル化を加速させる根拠となると指摘している。上海の航空アナリスト、王涛氏は「スムーズな端午節の人の流れは、中国がコロナ前の水準の入出国者数を再び処理できる強力な証となるだろう」と述べている。