
スペイン国立気象機関AEMETは、2026年6月20日に今年初の特別猛暑警報を発表しました。6月21日(日)からは、グアダルキビール川流域やエブロ川流域、カタルーニャ内陸部、エストレマドゥーラの一部で最高気温が44℃に達する見込みです。セビリア、コルドバ、サラゴサの各空港では、地上スタッフの安全確保のため13時以降にエプロン作業制限が実施されており、国内線およびシェンゲン圏内のフライトのターンアラウンド時間が延びる可能性があります。鉄道事業者Renfeは、高速列車AVEの一部区間で一時的な速度制限を設ける可能性があり、バルセロナ-マドリード間の所要時間が最大15分延長される見込みです。レンタカー会社は、地域当局が火災リスクの高い自然公園への自家用車の立ち入り制限を検討していることから、直前のキャンセル増加に備えています。企業の安全配慮義務の観点からは、移動の多い従業員に対しては必須の水分補給休憩を設けることや、日中の外出時には市が設置する「気候避難所」(冷房完備の公共施設)利用を推奨するなど、社内の旅行ポリシーの見直しが求められます。猛暑は観光客の過去最高の来訪数と重なり、バレンシア-ガンディア間の大規模な鉄道工事も進行中で、乗り継ぎの遅延リスクが高まっています。海外駐在員やデジタルノマド向けの保険を扱う健康保険会社は、スペインの猛暑時には電力料金が高騰する傾向があるため、光熱費込みのサービスアパート契約が短期赴任者にとって費用の予測が立てやすいと指摘しています。
出典: Qué! Diario