
フランス地中海沿岸では7月2日、時速70キロの強風にあおられた急速に広がる山火事により、オード県とピレネー=オリアンタル県で深刻な交通混乱が発生しました。ロイター通信によると、カネ=アン=ルシヨンでは1,500人のキャンパーが避難し、ペルピニャン=リヴサルト空港は滑走路に煙が漂うため全便の運航を停止しました。ヘリコプターやカナディア水上消火機を支援に、2,000人の消防士が地域一帯で消火活動にあたっています。スペイン方面へ向かうA9高速道路や二次道路の閉鎖により、海岸へ向かう休暇客の車列が大幅に渋滞しました。鉄道会社SNCFは、熱による架線の変形で信号障害の可能性を警告しています。セバスチャン・ルコルヌ首相はマルセイユで緊急会議を主宰し、今シーズンの全国焼失面積が8,700ヘクタールに達し、そのうち過去24時間で1,200ヘクタールが焼失したことを確認しました。来週には再び熱波が予想されており、内務省は6県を「非常に高い」火災リスク地域に指定し、観光客に対してFR-Alertアプリを通じた県庁からの警報の確認を呼びかけています。トゥールーズ、モンペリエ、マルセイユに駐在する海外赴任者には、地元県庁のTwitterをこまめにチェックし、移動時間に余裕を持ち、警察の検問に備えて身分証明書を携帯するよう助言されています。企業は、火災リスクの高い地域にある社宅の避難手順を再確認し、フランスの住宅保険が通常、公式の避難命令の証明を求めているため、従業員に周知する必要があります。今回の閉鎖は、フランスにおけるグローバルモビリティ計画における気候リスクの重要性が増していることを示しています。旅行管理者は、夏の終わりまでに南フランスの企業ルートガイドにカルカソンヌやジローナなどの代替空港を組み込むなど、山火事に備えた緊急対応策を検討する必要があるでしょう。
出典: Reuters