
国境警備当局は7月11日、ウッタル・プラデーシュ州ソナウリで不法にネパールへ越境しようとしたとして、36歳の米国市民ジョーダン・ブラウンを逮捕した。ブラウンの勾留審理後の7月15日、Outlook Indiaが事件の詳細を明らかにし、インドが北部の開かれた国境での不法外国人の動きを一層厳しく監視していることを示した。ブラウンは8週間前にバリ経由でインドに入国し、パスポートはベンガルールの知人に預けていると主張。ネパールに入国する前にネパール人の友人に会う予定だったという。警備員によると、国境の標柱516付近で職務質問を受けた際に逃走を試み、所持品から中国のパスポートも発見された。捜査当局は現在、彼の渡航履歴とデジタル記録を調査し、外国人法および旅券法の規定を適用している。インドとネパールは相互にビザ免除措置を取っているが、第三国籍者は有効なパスポートとビザの携帯が義務付けられている。今回の事件は、内務省が人身売買組織の活動報告を受けて国境州警察に検査強化を指示した直後に発生した。駐在員やビジネス渡航者にとって、適切な書類なしの陸路出国が拘束やブラックリスト入りのリスクを伴うことを改めて示すものだ。移民弁護士は、インド当局がInterpolや地域情報機関と連携し、API/PNRデータを用いた乗客の事前審査を強化していると指摘する。国境地域のプロジェクトに従業員を派遣する企業は、渡航書類の遵守状況を監査し、法的な出国ルートについてスタッフに周知することが求められる。インドとネパールをまたぐ仏教巡礼ツアーを運営する旅行会社は、外国人顧客にマルチエントリービザの取得を促し、パスポートの原本を常に携帯させるよう注意を払うべきだ。ソナウリ事件は司法手続きの後、国外退去処分となる見込みだが、さらなる不正が判明すれば起訴内容が厳しくなる可能性もある。今回の事案は、インドが陸路入国管理所のデジタル化と生体認証ゲートの導入を進める中、不法越境に対する厳格な姿勢を示すものとなった。
出典: Outlook India