
カナダ統計局の最新「フロンティアカウント」報告によると、2026年5月にカナダを訪れた海外居住者数は60万9,200人で、前年同月比11.7%増となり、昨秋以来の最大の伸びを記録しました。成長の主な要因はヨーロッパからの旅行者増(+3万1,000人、+12.3%)と、米国以外のアメリカ大陸からの増加(+1万300人、+12.1%)で、今年初めに複数国に対して新たに導入されたビザ要件によりアジアからの入国者数が4.5%減少した影響を上回りました。カナダ居住者の海外旅行も増加し、帰国便数は390万回に達し、前年同期比7.4%増加。うち3分の2は米国との陸路越境によるものでした。ビジネス目的の旅行者は全体の約14%を占め、パンデミック前の季節的傾向と一致しています。7月23日に発表されたこのデータは、カナダ国境サービス庁の統合一次検査ライン(IPIL-Air)システムからのリアルタイム情報を含み、主要空港すべてで完全導入されています。グローバルモビリティの専門家にとって、この傾向は通貨の弱さや米国の関税不透明感が続く中でも、カナダへの長距離旅行需要が回復し続けていることを示しています。目的地マーケティング組織は、8月から10月の会議シーズンにかけて、トロント、モントリオール、バンクーバーでの企業会議が最も活発になる時期に需要の伸びが加速すると予想しています。ただし、アナリストは中国からの旅行者数が2024年比で32%減少していることに注意を促しており、特にブリティッシュコロンビア州のホスピタリティ業界など、中国市場に大きく依存する地域の入国者数増加を制限しています。