
中国の旅行インフルエンサーとツアーオペレーター12名の代表団が今週、上海発の中国東方航空の初便でダブリンに到着しました。これはアイルランドと中国本土を結ぶ初の直行便となります。7月23日に就航した週3便のエアバスA350便は、年間約4万5千席を追加し、乗り継ぎ便に比べて所要時間を4時間短縮します。6日間の視察ツアーでは、バレンやモハーの断崖、ギネスストアハウス、アイルランド移民博物館「EPIC」などの主要観光地を訪れ、その後キラーニーやキルデアで高額消費を狙った中国のミレニアル世代向けの新しいラグジュアリーコースを体験しました。ツーリズム・アイルランドのアジア担当マネージャー、アイリス・ワン氏は、直行便の開設が「潜在需要を予約に結びつける上で極めて重要」と述べ、中国からの訪問者数はまだパンデミック前の8万人のピークには達していないものの、2026年には二桁成長が見込まれると指摘しました。この路線は企業セクターにも恩恵をもたらす見込みです。アイルランドには製薬、フィンテック、航空リース分野で30社以上の中国系企業が拠点を置き、農産食品の輸出業者は長江デルタ地域の高級消費者をターゲットにしています。ダブリンのシリコンドックスに本社を置く多国籍企業にとっては、上海経由でアジアの70のビジネスハブに直結することで、地域幹部のスケジュール調整が容易になり、ヒースローやフランクフルト経由の乗り継ぎを省くことでカーボンフットプリントの削減にもつながります。中国のパスポート保持者は依然としてアイルランドの短期滞在ビザが必要ですが、ダブリンのビザオフィスは団体旅行の15日以内の処理目標を再開しており、航空会社は10月のゴールデンウィークに向けて好調な予約状況を報告しています。旅行購入者は早めの運賃確保が推奨されており、就航期間中の往復運賃は659ユーロからですが、収益管理システムによりピーク時のビジネスクラスは3,000ユーロを超える価格設定となっています。
出典: Tourism Ireland