
香港の入境事務処は、10月1日から7日までの国慶節期間中に、同市の海・陸・空の出入境管理ポイントを通過する旅客数が744万人に達すると予測した。このうち、631万人(85%)が中国本土との陸路国境を利用すると見込まれており、祝日中の香港が中国の主要なレジャー・ショッピング拠点であることを示している。出境のピークは10月3日で、最大58万7千人が香港を離れると予想され、入境は翌4日に58万6千人に達する見込みだ。羅湖、落馬洲支線、深セン湾の各国境は混雑が予想され、それぞれ1日平均22万人、19万人、15万人の旅客が見込まれている。対応策として、入境事務処は任意休暇を取り消し、臨時窓口を開設、羅湖駅内に税関、警察、MTRと連携した合同指揮センターを設置する。今年の新たな取り組みとして、セキュリティ局の「i-Checkpoints」プラットフォームの一環である「HK-EasyPass」ウェブポータルが導入され、香港・珠海・マカオ大橋や落馬洲・皇崗の国境バス路線のリアルタイム待ち時間やシャトルバスの運行間隔を公開する。企業はAPIをモビリティアプリに組み込み、従業員を混雑回避に誘導できる。観光以外にも商業面での影響が大きく、尖沙咀や銅鑼湾の小売店は営業時間を深夜まで延長し、3,000人の臨時スタッフを雇用。強い人民元を背景に本土からの消費拡大を見込んでいる。ホテルの稼働率は90%超、レンタカー会社は「香港車両の北上」用の国境通行許可証が発売後2時間以内に完売したと報告している。ビジネス目的の旅行者は、自動化されたe-チャンネルの事前登録(2024年以降に電子パスポートで香港に一度入境した初回訪問者も利用可能)を推奨されており、入境事務処が混雑の赤信号とした午前10時~午後1時、午後5時~8時の時間帯は避けるべきだ。