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インスブルック、EU入出国システムを稼働開始 第三国からの旅行者に生体認証を導入

11月 25, 2025
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インスブルック、EU入出国システムを稼働開始 第三国からの旅行者に生体認証を導入
インスブルック空港は11月21日未明に、オーストリアで3番目となる欧州連合の新しい入出国管理システム(EES)を静かに導入したことを、空港運営側が11月24日に確認しました。この導入は、ウィーン空港(10月12日稼働開始)とザルツブルク空港(11月12日稼働開始)に続くもので、オーストリアの空港での展開はEU全体の2026年5月の期限を大幅に前倒しして完了しました。

EESでは、短期シェンゲンビザで入出国する非EU国籍者の指紋4点、高解像度の顔写真、パスポート情報が取得され、最長3年間保存されます。初回登録時には1人あたり約30~60秒の追加時間がかかります。インスブルック空港のマルコ・ペルネッタCEOは、絶対的にはわずかな時間でも、週末のピーク時には最大1万2千人のレジャー客がタイロルのスキーリゾートへ向かうため、ターミナルがコンパクトなこともあり、待ち時間が倍増する可能性があると警告しています。

インスブルック、EU入出国システムを稼働開始 第三国からの旅行者に生体認証を導入


一方で、モビリティ管理者にとっては利便性の方が不便さを上回ります。自動化された出国審査により、滞在超過が自動的に記録されるため、これまで問題となっていたシェンゲン90/180日ルールに基づく「パスポートスタンプの運任せ」が解消され、旅行者のリスクが軽減されます。また、電子記録はオーストリアの頻繁旅行者プログラムや、EUレベルで検討中の登録旅行者制度の申請手続きも簡素化します。

実務的なアドバイスとしては、航空会社には非EU搭乗者が多い便について搭乗締切時間に10分の余裕を持たせるよう指示が出されています。企業は、最後の出国から3年以上経過している場合は再度指紋登録が必要であることを従業員に周知すべきです。昨冬、インスブルックの非EU入国者の14%を占めた英国からのビジネス訪問者には、クリスマスの混雑を避けるため早めのシーズン登録が推奨されています。

主要3空港での稼働を終えたオーストリアは、2026年第4四半期までに陸上国境への導入に注力します。夏の観光シーズン後には、ブレンナー回廊での初期パイロット運用が予定されています。
出典: VisaHQ Global Mobility News

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