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中国の渡航警告で日本の観光ブームに一時的な影響も、勢いは衰えず

12月 18, 2025
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中国の渡航警告で日本の観光ブームに一時的な影響も、勢いは衰えず
日本政府観光局(JNTO)が12月17日に発表した最新データによると、11月の中国本土からの訪日客数は前年同月比でわずか3%の増加にとどまり、2025年の1月から11月までの37%という高成長率から大きく鈍化しました。この減速は、10月30日に北京が日本への渡航再考を促す渡航注意情報を出したことが背景にあります。これは高市早苗首相の台湾に関する発言を受けたものです。

それでも日本全体では、11月に過去最高となる352万人の外国人観光客を迎え、前年同月比で10.4%増加しました。これにより2025年の累計訪日客数は3,900万人を突破し、2024年の年間記録を上回りました。中国人旅行者は渡航注意情報にもかかわらず、全体の約24%を占め最大の訪日客層であり、日本の小売や宿泊業が中国市場に依存している実態を浮き彫りにしています。

中国の渡航警告で日本の観光ブームに一時的な影響も、勢いは衰えず


航空業界への影響はより顕著です。中国の「ビッグスリー」航空会社は日本行きの航空券に対し無手数料の払い戻しを実施し、複数のチャーター便も冬季の運航便数を削減しました。これを受けて、免税大手のJTCやホテルチェーンのAPAなど日本の観光関連株は12月17日に日中の取引で最大4%下落し、投資家は中国からの訪日客減少を懸念しています。

グローバル企業にとっては、地政学的な言動が企業の出張運営に即座に影響を及ぼすことを改めて示す事例となりました。ビザ発給の混乱や旅程変更、従業員の安全配慮義務の問題が生じる可能性があるため、東京経由で役員を派遣する企業は早めに航空券の確保を行い、両国間の緊張が高まる兆候を注視する必要があります。

JNTOの関係者は慎重ながらも楽観的な見方を示しており、旧正月前の北部中国からの予約は2024年の水準の80%に達していると述べています。円安の安定や免税枠の拡大が、緊張が緩和すれば買い物客の回復を後押しすると期待されています。
出典: Reuters

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