
ドイツの航空会社ルフトハンザは、3月12日00:01から3月13日23:59までの48時間にわたるパイロットのストライキにより、ドイツ発着のフライトの最大90%が欠航すると警告しています。イタリアの空港はストライキの対象ではないものの、ローマ・フィウミチーノ、ミラノ・マルペンサ、ベネチアの各空港への影響は大きくなりそうです。ルフトハンザはドイツとイタリア間で週94便を運航しており、スターアライアンスのパートナーや貨物ネットワークに供給しています。今回の労働争議は、年金や賃金交渉の決裂を受けて労働組合Vereinigung Cockpitが呼びかけたもので、ルフトハンザ旅客航空、ルフトハンザカーゴ、シティラインが対象です。オーストリア航空、スイス航空、エア・ドロミティの運航便は対象外ですが、座席の空きはすでに限られています。EU規則261により、今回のストップは航空会社内部の問題で「異常事態」には該当しないため、乗客は補償を受ける権利があります。イタリアの企業で、同日中にフランクフルト経由で米国やアジア太平洋地域へ移動する予定の方は、チューリッヒやパリ経由のルート変更を検討すべきですが、これらのハブ空港も需要の増加に対応しています。自動車部品や医薬品サンプルなどの時間敏感な貨物は、トラック輸送や翌日配送に切り替えられる可能性があります。社内転勤ビザでスタッフを移動させる人事担当者は、入国ビザに複数航空会社利用の柔軟性を持たせ、居住許可申請のための警察署訪問までに余裕を持った日程を組むことが重要です。今回のストライキは、ドイツがイタリア向けの移動において依然として重要な拠点であることを改めて示しています。企業は主要航空会社との契約を多様化し、ウィーンやブリュッセル経由の代替ルートを確保してプロジェクトのスケジュールを守る「プランB」を用意しておくことが望ましいでしょう。