
LOTポーランド航空は南ヨーロッパへの新たな路線を開設し、クラクフからローマ・フィウミチーノ、バルセロナ、マドリード、そしてワルシャワからボローニャへの運航を開始しました。4月10日に発表されたこの4路線は週最大6便で運航され、ビジネスやレジャーの旅行者に対し、西ヨーロッパの大規模空港を経由せずに主要な経済・文化拠点へ直行アクセスを提供します。最高商務責任者のロバート・ルデラ氏は、「中欧と地中海地域を結ぶ信頼性の高い路線への強い需要に応えるものであり、観光だけでなく、テクノロジー、農産食品、ファッションなどの分野での企業間の往来も支援する」と述べています。新路線はビジネスに配慮したスケジュールで、早朝の南行き出発と午後遅くの帰着を設定し、同日中の会議参加を可能にしています。クラクフの成長著しいBPO/ITセクターにとっては、スペインやイタリアからの人材移動の選択肢が広がり、ポーランドの生活費の安さを背景に移住希望者が増加しています。一方、ボローニャ路線はワルシャワ拠点の製造業者にイタリア・エミリア=ロマーニャの工業地帯やライフサイエンスクラスターへの迅速なアクセスを提供します。LOTはボーイング737 MAX 8を投入し、高速衛星Wi-Fiを搭載、同社の欧州内ネットワークで初の導入となります。LOT-Corporate会員は5月31日まで新路線での搭乗でマイルが2倍貯まる特典があり、重複する都市間路線でのLCCからのシェア奪取が期待されています。これによりLOTの欧州ネットワークは通年99都市に拡大しました。アナリストは、この動きを、長距離路線での湾岸パートナーとの共同事業の規制承認を待つ間の戦略的な布石と見ています。