
キプロスへの「渡航禁止」通知とされる報道に混乱が生じていた英国メディアの問題は、4月18日にニコシアの英国高等弁務官事務所が異例の公式声明を発表し、収束した。英国のタブロイド紙がキプロスを「必要不可欠な旅行以外は控えるべき」とされる地域と一括りにしたことに対し、同事務所は外務・英連邦・開発省(FCDO)がキプロスのリスクレベルを最も低いカテゴリーのまま変更していないと明言した。誤解の原因は、3月5日にFCDOが表現を更新し、3日前に確認されたRAFアクロティリ基地へのドローン攻撃を受けて「テロ攻撃の可能性を排除できない」という一般的な文言を追加したことにある。旅行業界団体は、この表現の変更が正式なリスク引き上げと誤報され、旅行キャンセルや保険無効の懸念を招いたと訴えた。声明では、キプロスは戦闘地域外であり、多くの航空会社が通常運航を再開していることが強調された。GDPの23%を占める観光業を守りたいキプロス政府はこの声明を歓迎し、夏のピークに向けて英国で300万ユーロのマーケティングキャンペーンを展開すると発表した。グローバルモビリティマネージャーにとっては、政府の渡航助言の正確な文言と発表日を常に確認する重要性を再認識させる出来事となった。リスクレベルが変わらないことは、企業の旅行保険や安全配慮義務の基準が維持されることを意味するが、旅行者にはFCDOの情報を常にチェックし、保険会社のアラートシステムに登録するよう促すべきだ。FCDOはキプロスの状況を「継続的に監視」し、安全確保とパートナー国の経済的影響のバランスを取る助言を続けると述べている。
出典: In-Cyprus