
アラブ首長国連邦(UAE)とモルドバ共和国は、一般旅券を所持する両国市民に対する相互ビザ免除に原則合意したと、モルドバ国営通信社モルドプレスが2026年4月22日夜に確認した。ミハイ・ポプソイ副首相兼外相は、UAEのアブダビを公式訪問中に、シェイク・アブドラ・ビン・ザイード・アル・ナヒヤン外相の招待を受け、覚書に署名する予定だ。この協定は、今年後半の批准を経て発効する見込みで、モルドバ人は短期滞在のためにUAEへのビザなし入国が可能となり、UAE市民もモルドバへの相互アクセスが認められる。これにより、ビジネス代表団や観光客、湾岸地域で働くモルドバ人ディアスポラの渡航が大幅に簡素化される。航空路線も強化される見通しで、ポプソイ氏の訪問日程には、格安航空会社エアアラビアとの間でシャルジャからキシナウへの新規直行便開設に関する協議が含まれている。UAEに拠点を置く企業にとっては、製造業、農業ビジネス、ITアウトソーシングのためにモルドバへスタッフを派遣する際のリードタイムや手続きコストが削減される。モルドバのワインや新鮮な農産物、繊維製品の輸出業者も、ドバイの再輸出拠点や見本市へのスムーズなアクセスが期待される。この協定は、UAEがパスポートの格付け向上と人材多様化を目指し、相互ビザ免除協定のネットワークを拡大する中で締結されたもので、最近ではセルビア、ウクライナ、ケニアとの免除協定も含まれている。現在、UAEは187の渡航先に対しビザ免除または到着時ビザを享受している。法務専門家は、滞在期間の上限や許可される活動(観光、商談、研修など)の詳細は実施規則で明確化されると指摘しており、両国で収益を伴う活動を行う場合は、引き続き就労許可の取得が必要であると注意を促している。
出典: Moldpres