
フロジノーネ警察署は今朝、2週間前に不法入国した24歳のアルバニア人男性の即時強制送還を実施したと発表しました。対象者はバリの海上国境まで護送され、6月11日の夜にドゥラス行きのフェリーに乗せられました。同時に、ジョージア国籍の人物には「領土離脱命令」(7日以内の自主出国を求める正式な通告)が出されました。警察当局によると、これらの措置は本日発効したEU移民・庇護パクトに合わせ、イタリア国内の運用を迅速化する新たな「ファストトラック帰還」政策の初期適用例です。この政策では、保護資格がないと判断された移民は、従来の長期にわたる控訴手続きを経ずに、20日以内に送還が可能となります。件数はまだ少ないものの、強いメッセージ性を持っています。ピアンテドシ内相は記者団に対し、同様のケースが15件進行中であり、アルバニアやチュニジアとの間で団体送還のためのチャーター便交渉が進んでいると述べました。7月1日からは、不法乗客を運ぶフェリーやバス事業者に対する罰金が1人当たり5,000ユーロから10,000ユーロに倍増します。雇用主にとっては、西バルカン諸国や東欧のビザ免除国からの出向労働者に対する監視が一層厳しくなるでしょう。モビリティマネージャーは、短期派遣スタッフがA1証明書、宿泊証明、帰路のチケットを必ず携行しているか再確認する必要があります。この取り締まりは、都市間バスや建設現場での未申告労働に対する警察の検査強化も示唆しています。一方で人権団体は、強制送還が急ぎすぎで透明性に欠けると批判しています。内務省は、迅速な送還により収容施設の余裕が生まれ、人身売買業者への抑止効果が期待できると反論しています。いずれにせよ、企業のコンプライアンスチームは今後数週間、現場での書類検査が増加することを覚悟すべきでしょう。
出典: Frosinone News