
連邦移民庁(BFA)は、2026年6月12日に多言語ポータルサイト「AsylumInAustria.at」を公開しました。これはEU移民・庇護パクトの開始に合わせたもので、EU庇護機関が作成した必須情報シートを一元化し、オーストリア特有の手続きを解説、さらにオンラインで法的相談の予約が可能です。担当者によると、このポータルは初回面接時に申請者に提供される情報の不一致という長年の課題に対応しています。パクトにより各国の情報提供義務が強化される中、オーストリアはスクリーンリーダーやスマートフォンに対応したデジタルファーストの方針を採用しました。初期対応言語はドイツ語と英語で、9月までにアラビア語、ダリ語、ウクライナ語が追加予定です。難民支援プログラムに協力する雇用主向けには、「仕事と研修」セクションで、申請者が労働市場に参入できる時期(通常は6か月後、ただし人手不足の分野は早期可能)を案内。人事担当者は、外国資格の認証方法や保護認定後のレッド・ホワイト・レッドカード申請手順のチェックリストをダウンロードできます。法的NGOは透明性を歓迎する一方、デジタルアクセスだけでは法的相談の滞りは解消されないと警鐘を鳴らしています。BFAはパンデミック時に試行したビデオチャット相談を拡充し、申請者が書類をアップロードできる機能で窓口訪問を減らすと反論しています。モビリティマネージャーはこのサイトをブックマークすべきで、面接予約の遅延状況をリアルタイムで把握でき、従業員に関わる案件の進行予測に役立ちます。BFAは月次の分析ダッシュボードも計画しており、労働力計画の貴重なデータ源となる見込みです。