
6月18日遅く、ブルームバーグ・ローは、国土安全保障省(DHS)が、約10万人を収容可能な政府所有の移民拘留施設として使われる予定だった一連の廃倉庫の転用計画を断念したと報じました。このプロジェクトは、元DHS長官クリスティ・ノエム氏が推進していたもので、テキサス州、アリゾナ州、ジョージア州において、既存の民間運営の拘置所を補完する大規模な連邦管理施設の建設を目指していました。アリシア・コールドウェル氏が内部文書を引用して伝えたところによると、幹部たちは数十億ドル規模の建設が費用対効果に乏しく、運用面でも柔軟性に欠けると結論づけました。その代わりに、移民税関取締局(ICE)は、郡の拘置所や民間業者との短期契約を更新しつつ、GPS搭載スマートウォッチやケース管理プログラムの拡充など、拘留以外の代替手段を模索していく方針です。グローバルモビリティチームにとって、この方針転換は、家族ベースの移民案件の混乱や地元裁判所の混雑を引き起こす大規模な拘留者移送の差し迫ったリスクを取り除くものとなります。しかし一方で、ICEの180施設に及ぶ分散型ネットワークのもと、拘留者数が急増した際には依然として突然の移送が起こり得るため、不確実性は続きます。人権擁護団体はこの決定を歓迎しつつも、医療サービスや法的支援プログラムの資金が既にメガ倉庫計画に流用されていたことを指摘し、さらなる改革を求めています。政府の大規模建設に備えていた債券引受業者や不動産投資家は、DHSがリースベースの収容能力に軸足を戻したことで、リスクモデルの見直しを迫られるでしょう。この一連の動きは、移民インフラの優先順位が指導者の交代によりいかに急速に変わり得るかを示しており、雇用主は連邦調達規則(FAR)の通知や将来の拘留施設拡大・縮小を予兆する地元のゾーニング問題を注視する必要があることを改めて浮き彫りにしています。
出典: Bloomberg Law