
ブリスベンとエメラルドを結ぶ鉱山地帯の主要路線を頻繁に利用するビジネス客は、搭乗前のルーティンを見直す必要がありそうだ。カンタス航空は、エメラルド空港の地域ラウンジを2026年6月21日から7月10日までの間、迅速な改装工事のため一時閉鎖すると発表した。この閉鎖は、同社が進める8か所の地域ラウンジを対象とした1億豪ドル規模のアップグレード計画の一環だ。ボーエン盆地の石炭鉱山への玄関口であるエメラルド空港は、鉱山労働者のフライイン・フライアウト(FIFO)利用者や農業関連のビジネス客が多く利用している。3週間の閉鎖期間中、カンタスはメインターミナルでバウチャーによる軽食提供を行うが、専用の作業スペースやシャワー設備は利用できない。鉱山の請負業者は、搭乗前にセキュリティチェックの待ち時間を見込んで余裕を持つことや、デバイスの充電を済ませておくようスタッフに通知を始めている。改装後のラウンジは、座席数の拡大、電源コンセントの増設、換気の改善が図られ、特に月曜朝のピーク時のFIFO利用者の増加に対応する。カンタスは7月11日までにラウンジを再開し、収容能力を18%増強、新たに長距離路線のダッシュ8機材導入に合わせた温かい食事の提供も開始する予定だ。旅行管理会社は、特に機密通話を行う役員などラウンジ利用を前提とした航空券契約の見直しを企業に推奨している。また、厳格な疲労管理ポリシーを持つ企業には、改装期間中の休憩スペース不足を補うため、前日移動の検討を促している。なお、エメラルドの改装は2026年7月1日から施行されるラウンジ利用規則の変更と重なり、ジェットスター国際線利用時のゴールドおよびプラチナ会員の無料入場が制限されるなど、カンタスがプレミアム地上サービスの収益化を強化する動きを示している。
出典: Qantas