
フィリピン航空(PAL)のエアバスA321、マニラ発香港行きPR300便は、7月2日午前、匿名の爆弾脅迫電話を受けて滑走路上で保安検査のため足止めされました。フィリピン国家警察航空保安グループは乗客と手荷物を避難させ、爆発物探知犬による捜索を実施。一方、香港当局は香港国際空港の緊急調整センターを待機態勢に置きました。約2時間の検査の結果、爆発物は発見されず、飛行機は出発許可を得て、約150分遅れで正午頃に香港に到着しました。キャセイパシフィック航空とHKエクスプレスは影響を受けた乗客の再予約手数料を免除し、乗り継ぎ便の遅延は回避されました。この事件は、地域における航空保安リスクの根強さを浮き彫りにしています。マニラ-香港間はアジア内でも最も利用の多いビジネス路線の一つで、香港拠点の調達担当者やAPECビジネストラベルカードを持つフィリピン人専門職が多く利用しています。企業は、フィリピン法が虚偽の爆弾脅迫を犯罪とし、最長5年の懲役刑を科すことを社員に周知すべきですが、2026年前半にはこうした虚偽通報が14%増加しています。モビリティ担当者にとっての教訓は、フィリピン発の旅程には余裕時間を設け、社員の渡航登録を徹底して迅速な安全通知が可能にすることです。香港入境事務所は、今回の件は単発の脅威として扱い、フィリピン国籍者に対する追加の検査措置は課さないと確認しています。
出典: Philstar