
香港の会議・イベント業界は7月3日、ライオンズクラブ国際協会がアジアワールド・エキスポで2026年の年次大会「ライオンズコン」を開催したことで象徴的な勝利を収めました。主催者は、7月3日から7日までの期間に200以上の地域から15,000人以上の代表者とその家族が参加すると見込んでおり、これは2025年初頭の国境完全再開以降、香港で最大規模の非政府系大会となります。国際パレードや全体会議は尖沙咀やセントラルのサテライト会場にも広がり、香港観光局はホテル宿泊、飲食、小売、観光などで2億8,000万香港ドルの経済効果を見込んでいます。キャセイパシフィック航空はシカゴ、マニラ、ヨハネスブルグからの団体予約に対応するため臨時チャーター便を運航し、入境管理局はターミナル1に専用のMICE電子チャンネルを設置してスムーズな入国を支援しました。ビザの円滑化は香港が招致に成功した決め手の一つで、政府は昨年導入された「イベントビザストリーム」を活用し、領事館の少ないアフリカ・南米18カ国のパスポート保持者に対し一律14日間のビザ免除を実施しました。業界関係者は、この簡素化された手続きがシンガポールやバンコクなどの競合都市に対する競争力の差別化要因になりつつあると指摘しています。大会関係者は交通の利便性を強みであると同時にリスクとも捉え、台風シーズンが続く中で明確な緊急対応策の必要性を強調。空港近くのホテルは7日以降の天候遅延に備え、客室を事前確保しています。企業のモビリティマネージャーにとって、ライオンズコンは香港が大規模な協会イベントを入国審査の混雑なく開催できるかを試す重要なケースとなります。成功すれば、インセンティブ旅行や地域販売会議の復活を促進し、年末にかけて短距離ビジネス旅行の活性化につながるでしょう。