
夏の混雑緩和を目的とした異例の対応として、イゼール県(グルノーブル)は7月3日、すでに未成年外国人通行証(DCEM)の受け取り通知を受け取った保護者を対象に、7月6日から31日まで予約なしでの窓口対応を実施すると発表しました。窓口は月・火・水・金の午前9時から11時まで開設されます。DCEMはフランス在住の非EU未成年者がシェンゲン圏外への家族旅行時に必要な再入国許可証です。通常、発行予約はANEFオンラインポータルで数週間前から行われ、7月は需要が供給を上回るため、直前の旅行キャンセルが相次いでいます。今回の予約不要措置は、6月中旬にANEFシステムが一時停止した影響で生じた遅延解消を狙ったものです。県当局は、この対応は「受け取り準備完了」の通知を受けた申請者のみ対象であり、新規申請は従来通りオンラインで行う必要があると強調しています。グルノーブルの技術産業地区に勤務する6,000人以上の外国人技術者を抱える企業の人事部門は、子どもの渡航書類が数日内に取得可能となったことを従業員に周知すべきです。また、搭乗時に航空会社から追加書類の提示を求められる場合に備え、未成年者の滞在許可証の有効証明書と旅行同意書を携帯するよう保護者に注意喚起してください。この取り組みが成功すれば、8月下旬の新学期前に家族関連の渡航書類の需要が急増する他県のモデルケースとなる可能性があります。