
ベルギーで最も利用者の多い玄関口が、再び労働争議の波に見舞われる可能性が出てきた。2026年7月7日火曜日、キリスト教系労働組合CSCは、ブリュッセル空港のエプロンで航空機の清掃を担当する下請け業者アリジアに対し、正式なストライキ通告を提出した。発端は、新たに任命された組合代表の解雇であり、CSCはこれを労働者の声を封じ込める試みだと非難している。まだストライキの具体的な開始日は決まっていないものの、CSCは「社会的平和はもはや保証されない」と警告している。労働者たちは慢性的な設備不足、過重労働、換気の悪い作業環境を訴え、改善を求める度重なる要望が経営側に無視されていると主張している。アリジアは公の場でのコメントを控えており、ブリュッセル空港会社も詳細な情報は受け取っておらず、現時点では運営に支障はないと述べている。ストライキが実施されれば、客室清掃にとどまらず広範な混乱が予想される。アリジアはザベンテム空港でランプサービスと清掃サービスを提供する2社のうちの1社であり、一部でも作業停止が起これば、航空機のターンアラウンド時間が延び、スケジュールの遅延が連鎖的に発生し、航空会社は乗務員の再編成を余儀なくされる。厳しいスケジュールで出張するビジネス客や、ブリュッセル経由でスタッフを移動させる企業は、航空会社の最新情報を注視し、乗り継ぎ時間に余裕を持つことが求められる。この労使紛争は、パンデミック後の旅行需要回復に伴う人手不足とコスト圧力が背景にある、今年のベルギー航空業界における労働不安の広がりを象徴している。6月には競合の地上支援会社アビアパートナーでの突発的なストライキが60便の運航に影響を及ぼした。連邦政府は、7月下旬の夏休みピーク前に業界全体の労働協定を締結するよう、雇用者側と労働組合双方に強い圧力をかけている。これが実現しなければ、ザベンテム空港では複数のサービス提供者による連鎖的なストライキが発生し、ベルギーの信頼される物流拠点としての評価が揺らぐ恐れがある。
出典: Seven Radio