
キャセイパシフィック航空は7月9日、スーパー台風バビが7月11日から12日にかけて東中国方面への運航に影響を及ぼす見込みであると顧客に警告しました。同社の発表によると、上海、杭州、南京などの長江デルタ地域の都市を結ぶ便はすでに遅延や欠航が発生しており、自動的な再予約手続きが進められています。航空会社は悪天候時の緊急対応計画を発動し、再予約や払い戻しの手数料を免除するとともに、乗客に「予約管理」ポータルで連絡先情報を最新の状態に保つよう呼びかけ、SMSやメールで変更後の旅程を通知できるようにしています。影響を受ける日程の搭乗券を持つ旅行者は、7日以内であれば無料で日程変更や一度の経路変更が可能で、未使用のチケットは全額返金されます。香港空港管理局は、台風通過後に利用可能な発着枠を最大限に活用するため、ワイドボディ機の運航スケジュールを戦略的に調整するよう要請しています。貨物輸送業者にも、東向け貨物便の多くが同じ航空路線を共有しているため、遅延が発生する可能性があると伝えられています。企業の出張管理者は、キャセイの柔軟な対応策を活用し、中国本土到着時の隔離措置に備えて余裕を持ったスケジュールを組むよう従業員に助言しています。現在、バビは持続風速約230km/hで台湾の北東海岸および福建・浙江沿岸に向かって進んでいます。香港は直撃の予報ではないものの、外側の雨帯に入っており、過去の同様の進路をたどった台風では、横風の影響で赤鱲角空港の滑走路が閉鎖された例もあります。そのため、香港に地域本社を置く多国籍企業は、出張中の社員の所在確認や緊急支援を行う独自の安全管理体制を発動しています。この警報は、地域の航空業界の回復が依然として脆弱であることを示しており、香港国際空港発着の航空会社は、乗客数がパンデミック前の水準に戻る中で、夏の台風リスクにさらされ続けています。キャセイパシフィック航空は、香港天文台や中国本土の気象局からの最新情報を引き続き注視し、状況が悪化した場合は追加の案内を発表するとしています。