
香港の保安局は7月8日、立法会への書面回答で、ピーク時の旅行期間中に市の陸上国境の円滑な通行を維持するための異例に詳細な計画を示した。担当者は、最近の連休中に一部の旅行者が出入国管理が閉まる前に通過できず長蛇の列ができたことが、香港の効率的な国境越えの評判に影響を与えたと認めた。新たな方針では、入境事務処、税関、警察、運輸署が主要な祝日ごとに合同指揮センターを設置し、最前線の職員の休暇を凍結、追加のe-チャンネルや臨時カウンターを開設、深圳湾や羅湖へのバス便を増便する。乗客数のリアルタイムデータは「Easy Boundary」ウェブサイトやHKeMobilityアプリに配信され、住民や旅行業者がバスのルート変更や早めの出発を促せるようにする。長期的な設備のアップグレードも加速している。香園圍の第一期工事では昨年9月にe-チャンネルが14から18に増設され、深圳湾では5月に新たに4つの到着用e-チャンネルが追加された。香港初の「ウォークスルー」生体認証レーンであるシームレスe-チャンネルは6月25日に港珠澳大橋の港で稼働を開始し、初期の問題が解決次第、さらに広く展開される予定だ。一方、皇崗と沙頭角の港は共同検査モデルを採用し、両地域の出入国手続きを一つのホールで完結できるよう再開発が進められている。担当者は、香港住民の98%が15分以内に処理されているものの、特に大湾区からのレジャーやビジネスの往来が増加しているため、システムはさらなる混雑に対応しなければならないと強調した。2024年の旧正月に試行された営業時間の延長は、需要が見込まれる「ゴールデンウィーク」期間にも深圳側の合意を得て検討される。企業にとっては、深圳のテックパークや東莞の工場への通勤時間が短縮され、より予測可能になる見込みだ。旅行管理者には、Easy BoundaryのAPIを社内の予約システムに統合し、従業員が自動的に待ち時間の通知や代替チェックポイントの提案を受け取れるよう促されている。データの透明性と事前予測の強化は、ツアー主催者や国境越えバス運行者が車両配置や人員配置の最適化を図る上でも役立つと期待されている。