
2026年7月11日午後12時53分、サンパウロ/グアルーリョス国際空港に着陸進入中の旅客機が、滑走路進入経路上に大きな熱気球が漂っているのを乗務員が発見し、ゴーアラウンドを余儀なくされました。Record TVが公開した映像には、管制空域内に複数のレクリエーション用熱気球が映っており、そのうち少なくとも一つは冬のフェスタ・ジュニーナの花火用に可燃性の荷物を搭載している様子が確認されました。ブラジルの環境犯罪法では熱気球の放出は犯罪行為とされ、最長3年の懲役刑が科される可能性がありますが、取り締まりは依然として困難です。グアルーリョス空港によると、2026年に入ってから既に52件の熱気球関連のインシデントが報告されており、昨年の総数を上回っています。国立民間航空局によれば、ゴーアラウンド1回あたり航空会社には約5,000米ドルの追加燃料費とスケジュールの連鎖的な影響が発生しています。航空会社はANAC(国家民間航空庁)、空軍の航空管制センターCGNA、州警察に対し、ドローン監視やクラウドソーシングによる位置情報アプリを活用して発射地点の特定を求める連携した対策を強く要求しています。ブラジル航空協会(ABEAR)は、乾季における運航上の危険要因の上位5つに熱気球の活動が入っていると警告しています。今回の事案は、国際線の到着が回復する中で、ラテンアメリカで最も利用者の多いハブ空港における連鎖的な遅延のリスクを浮き彫りにしました。時間厳守が求められる乗り継ぎ便を利用する企業は、NOTAM(航空情報通知)を注視し、旅行サービス提供者とのサービスレベル契約に保護条項を盛り込むことを検討すべきです。ブラジリアの立法府では、再犯者に対して資産没収を認める法案が審議中で、熱気球の運搬に使われる車両の押収も含まれるこの措置は、業界関係者からはこの問題を抑止する有効な手段になると期待されています。
出典: Record TV / R7