
7月13日、欧州問題局は欧州委員会の新たな2件の意見募集を紹介しました。そのうちの一つは、EU加盟国と信頼できる第三国間で指紋や顔画像などの生体情報を自動的に交換するための法案案に関する利害関係者の意見を求めるものです。この提案は、既存の警察協力の枠組みを改正し、データの質と保存に関する安全対策を盛り込むものです。意見募集はEU全体で行われますが、ローマが早期に通知したことは、政府が国家の優先事項、特にプライバシー規則を侵害せずにセキュリティチェックの迅速化を図る意向を示しています。成立すれば、イタリアの国境警備隊は外部パートナーのデータベースをリアルタイムで照会できるようになり、空港やフェリー港での二次検査の時間短縮が期待されます。企業にとっての主な利点は、事前承認プログラムに登録されたビザ免除旅行者の入国が迅速化されることですが、プライバシー遵守チームは、従業員の顔認証アクセスシステムなどの企業の生体情報データベースが、公的機関と連携している場合、新規則の対象となる可能性がある点に注意が必要です。一般からの意見提出は9月9日まで受け付けています。航空会社、クルーズ運航会社、グローバルモビリティサービス提供者を代表する業界団体は、第三国でのシステム障害がイタリアでの乗客の足止めを招かないよう、明確なサービスレベル合意を求めてロビー活動を行う見込みです。法務アドバイザーは、従業員データの国境を越えた流れを把握している企業に対し、規制施行後(2028年頃と予想)に厳格な監査要件が課されることを見越して、記録管理やDPIA(データ保護影響評価)文書の見直しを推奨しています。