
7月15日の朝、アデレードは濃い冬の霧に包まれ、オーストラリア有数の地方空港で複数の便が迂回や欠航を余儀なくされました。空港当局によると、シドニー発のカンタス航空2便とメルボルン発のジェットスター便1便の計3便が、燃料補給と視界回復を待つためメルボルンに迂回しました。クアラルンプールとシンガポールからの国際便2便は、南オーストラリア州のヨーク半島上空で約30分待機し、視界が改善してから無事着陸しました。出発案内板には、シンガポール航空、ヴァージン、レックス航空の便で遅延が連鎖的に発生している様子が映し出され、低い雲は午前遅くまで続きました。アデレードの冬季には天候による混乱が珍しくありませんが、今回の事例は、ほぼ満席で運航される国内線ネットワークの耐久性の課題を浮き彫りにしています。旅行管理会社は、顧客に対し余裕を持ったスケジュール設定と、再手配の連絡が迅速に届くよう予約情報に携帯連絡先を登録することを推奨しています。昨年の全国的な航空管制システム障害を受け、航空会社は迂回対応策を見直しており、今回の霧ではカンタス航空が新たな到着枠が割り当てられると同時にアプリで自動的に搭乗券を再発行しました。アデレード空港は、2027年に予定されている照明設備と計器着陸システムのアップグレードを検討中で、将来的な霧による遅延の軽減を目指しています。
出典: ABC News