
オーストラリア外務貿易省(DFAT)は2026年7月26日、スペインに関するスマートラベラーの渡航情報を更新し、全体の安全レベルは「通常の安全対策を講じる」に据え置きつつ、移動に関わる重要な注意点を2つ追加しました。まず、スペイン本土およびバレアレス諸島で発生している山火事の波により、局所的な避難が行われていることを強調しています。旅行者はスペインのメディアをこまめに確認し、緊急指示に従い、アビラ、マドリード、7月25日以降はトレドなどの影響地域での突然の道路や鉄道の閉鎖に備えるよう呼びかけています。煙による空港運航の混乱や、公式の避難命令を無視した場合に保険が適用されない可能性も指摘しています。次に、EU入出国システム(EES)が完全稼働したことを訪問者に改めて通知。オーストラリア人を含む非EU国籍者は、ビザ免除者も含め、入国時に指紋と顔写真の提供が義務付けられています。DFATは、先週一部のスペイン空港や陸路国境で、新しい生体認証キオスクの調整により長い待ち時間が発生したことを警告。特にビジネスで乗り継ぎ時間が短い旅行者は余裕を持ち、航空会社に推奨される最低乗り継ぎ時間を確認するよう勧めています。アドバイザリーはシェンゲン圏の標準ルール(90日間の滞在制限)を再確認し、二重国籍者はEES登録を避けるために欧州パスポートで入国するよう明示しています。また、まだ開始されていないETIAS渡航認証についても触れ、手数料を請求する詐欺サイトに注意を促しています。重要なポイント:オーストラリアはスペインにとって第4位の長距離レジャー市場であり、オーストラリア企業はマドリード、バルセロナ、カナリア諸島で大規模なインセンティブやMICEプログラムを運営しています。山火事による混乱と新たな国境管理体制の組み合わせは、会議の遅延、カルネのサプライチェーン遅延、駐在員の人事審査の負担増を招く可能性があります。モビリティマネージャーは、代替ルートの周知、自然災害をカバーする旅行保険の確認、航空会社が提供するリモートEES登録の試行を活用した生体情報の事前収集を徹底してください。