
韓国のSBSワールドニュースによると、9月15日以降、中国の入出国管理官は入国者および出国者に対し、携帯電話やその他の電子機器のロック解除を求め、検査を行う法的権限を持つようになった。この権限は同じ出入国令に基づくものであるが、ビザなしで頻繁に中国を訪れる韓国人観光客の間で特に注目を集めている。担当官はチャット履歴、写真、メール、アプリのデータなどを要求し、旅行者の申告した目的と電子的証拠が一致しているかを確認する。虚偽の情報を提供した旅行者は最長5年間の入国禁止処分を受ける可能性があり、中国市民で機密とみなされるデータを所持している疑いがある場合は、出国禁止の監視リストに登録されることもある。この措置により、中国は米国、オーストラリア、ニュージーランドなど、国境でのデバイス検査を認める国々と歩調を合わせる形となったが、中国の国家安全保障に関する定義の幅広さが、対応を一層難しくしている。団体旅行を手配する企業は、従業員に「クリーンな」携帯電話を持参するか、一時的な端末を利用して機密情報の漏洩リスクを減らすよう警告している。いくつかの法律事務所は、出発前にデバイスのバックアップとデータ消去を推奨し、中国入国後は安全なクラウドアクセスを利用するよう助言している。頻繁に渡航する人は、過去の政治的に敏感な投稿がデバイス検査で発見された場合、長時間の質問を受ける可能性があるため、ソーシャルメディアの履歴も見直すべきだ。プライバシー擁護者は、収集されたデータの保管や使用に関する明確な規制がないことが、観光やビジネス訪問の減少を招きかねず、中国が入国者数の回復を目指す中で逆風となると指摘している。
出典: SBS World News