
エールフランスは9月23日、9月25日から28日にかけて行われる教皇レオ14世のフランス初公式訪問に際し、専用のエアバスA321を3便運航すると発表した。機体は一時的に「シテ・デュ・ヴァチカン」との特別塗装が施され、パリ・オルリー、ルルド、メス=ナンシー=ロレーヌ、ローマ・フィウミチーノを結び、教皇と70名のバチカン代表団、80名以上の認定ジャーナリストを輸送する。これらの便は国賓便として優先取り扱いと専用のセキュリティ通路が設けられる。さらに、トランサヴィアが聖職者やメディア向けのチャーター便を追加運航する。エールフランスは運航、整備、プロトコル部門から100名以上のスタッフを動員している。旅行プログラム管理者にとっては、オルリー空港のビジネス需要の高い国内シャトル路線での座席制限やVIPエリア周辺のセキュリティ強化が予想される。エールフランスは重複する便を予約した法人顧客に対しては再調整を行うが、最新の乗り継ぎ時間についてはGDSメッセージの確認を推奨している。同社は2027年ラグビーワールドカップに向け、今回のVIP対応をプレミアム顧客サービスの実例としてアピールする狙いだ。航空業界の専門家は、特別塗装機はブランド価値を高める一方で、一時的な改装やDGAC(フランス民間航空局)の承認が必要になると指摘している。フランスのインバウンド旅行代理店は、ルルドやメスへの信仰観光が急増すると見込み、ホテル業界団体「Union des Métiers de l’Hôtellerie」によると、訪問期間中の宿泊料金は最大35%の値上げが予想されている。