
米国務省は10月10日午前10時56分(太平洋時間)に発表したファクトシートで、前日にパナマを襲ったマグニチュード7.7の地震に対する迅速な対応を詳述した。災害支援対応チーム(DART)と2つの10人編成の都市型捜索救助隊(USAR)が24時間以内にパナマシティに到着し、南方軍(SOUTHCOM)は二国間安全保障協力の枠組みのもと航空偵察を実施した。米国はまた、パナマの空軍・海軍に対し、州資金によるヘリコプター2機の救援任務への派遣を承認し、人道支援として500万ドルの拠出を約束した。グローバルモビリティ担当者にとっては、パナマ首都圏での出張や移転計画の再開が認められたものの、慎重な状況監視が求められる。米国大使館は米国人の被害は報告していないが、スマートトラベラー登録プログラム(STEP)への登録と、余震が続く中での現地の安全指示の遵守を呼びかけている。パナマに駐在員を抱える企業は、避難保険の条項を再確認すべきであり、多くは自然災害を除外しているため、追加の補償が必要となる場合がある。インフラ被害は主にアスエロ半島とコクレの古い建物に限られており、これらの地域には多くの多国籍企業が農業や鉱業の拠点を持つ。住宅の品質検査も進行中だ。パナマシティの国際学校は10月13日に再開予定だが、企業の移転支援会社は子どもを登校させる前に構造安全証明書の確認を推奨している。米国の迅速な対応は、近年のカリブ海地域の地震から得た教訓を反映しており、事前配置された資産と常設の覚書(MOU)がホスト国支援を容易にしている。モビリティチームは、迅速な被害評価が可能な現地パートナーの特定や、大使館と企業の緊急連絡先リストの整備を通じてこれらの教訓を活かすべきだ。重要なポイントは、パナマの投資環境は依然として魅力的である一方で、地震多発のラテンアメリカ市場においては二拠点の緊急対応計画の重要性が改めて浮き彫りになったことである。