
航空専門誌『Aviation Daily』(10月14日付)によると、エールフランスは2027年夏スケジュールから、パリ・シャルル・ド・ゴール空港と米国のナッシュビル(BNA)、サンディエゴ(SAN)を結ぶ季節限定の新路線を開設する計画を明らかにした。内部のネットワーク計画メモで判明したこの拡大により、同社の米国路線は22都市に達し、スカイチーム加盟航空会社として初めてフランスとテネシー州を直結することになる。ナッシュビルは医療技術分野を中心にフランスからの外国直接投資が急増しており、直行便の開設でアトランタやニューヨーク経由の現在の乗継便に比べて、ドア・ツー・ドアの所要時間が約4時間短縮される見込みだ。一方、サンディエゴはエアバスのサプライチェーンに連なる主要な航空宇宙関連企業が集積しており、フランスの中小企業にとってジャストインタイムの当日配送が可能な利便性が高まる。両路線は週5便、エアバスA350-900型機で運航され、新型ビジネスクラスシートは2メートルのフルフラットベッドに変形する。米国運輸省の承認を条件に、2027年3月頃からチケット販売が開始される見込みで、法人の出張担当者は来年度の予算編成に向けて自動予約ツールへの組み込みが可能となる。今回の路線拡充は、フランスと米国間のトランスアトランティック需要の高まりを示しており、DGACのデータによれば2026年夏の両国間の旅客数は前年同期比11%増で、2019年の水準を初めて上回った。空港運営会社グループADPはこの発表を歓迎し、2027年の発着枠調整制度改革を控え、パリCDGのハブ機能強化につながるとコメントした。