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欧州議会委員会、不法移民の新たな送還規則を迅速承認

3月 10, 2026
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欧州議会委員会、不法移民の新たな送還規則を迅速承認
欧州議会の影響力ある市民自由・司法・内務委員会(LIBE)は、2026年3月9日夜にストラスブールで異例の30分間の臨時会合を開き、2008年以来最大規模となる欧州の送還政策改革を推進しました。議題は、現行の送還指令を廃止し、加盟国(ドイツを含む)に対し、合法的な滞在権を持たない第三国籍者の送還を加速させる統一制度を導入する規則案の初回採択でした。

提案では、申請が却下された庇護申請者の控訴期間を短縮し、シェンゲン圏全域で有効な単一のEU共通「送還決定」を発行することが盛り込まれています。昨年、5万5,000件以上の強制送還命令が執行されなかったドイツにとっては、加盟国の警察がドイツの送還決定を執行できるようになり、域内での逃亡機会が減少することを意味します。

欧州議会委員会、不法移民の新たな送還規則を迅速承認


ドイツ内務大臣ナンシー・フェーザー氏は委員会の採決を歓迎し、この規則案を「庇護制度の信頼回復に向けた画期的な一歩」と評価しました。経済団体も好意的に反応し、ドイツ工業連盟(BDI)は「明確なルールが労働移民を巡る政治的緊張を和らげ、優秀な人材を求めるドイツのイメージ向上につながる」と述べました。

一方、市民団体は懐疑的で、控訴期限の短縮が国際法違反の強制送還(リファウルメント)を招く恐れがあると警告。ベルリン拠点のNGO「プロ・アジール」は、ドイツの欧州議会議員に対し、本規則案が本会議にかけられる際に保護措置の追加を求めています。LIBEの報告者マリク・アズマニ氏は、適正手続きの基準は維持されると強調し、「真の人道的失敗は、人々を何年も宙ぶらりんの状態に置くことだ」と述べました。

今後のスケジュールは迅速で、3月12日の本会議で承認されれば、復活祭前に理事会との三者協議(トリローグ)が始まり、2026年後半の採択が見込まれます。EU域内のローテーション派遣を行う企業は、最終文言を注視すべきで、滞在資格がプロジェクト終了後に無効となる派遣者の不法滞在取り締まりが厳格化される可能性があります。
出典: European Parliament – Draft agenda LIBE_OJ(2026)03-09_1

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