
エア・カナダは、2026年12月7日からバンクーバー-マニラ間の運航便数を週4便から5便に増便するスケジュール変更を申請しました。この増便は、今年3月に試験的に運航された便数を正式に定着させるものです。業界分析サイト「エア・トラベラー・クラブ」が5月1日に発表したこの動きにより、カナダの移民コミュニティが多い路線に週あたり約600席の追加供給がもたらされます。ネットワークプランナーは、年末年始の需要を見越し、現在週7便を運航するフィリピン航空の対応を先取りする狙いで発表時期を調整しました。エア・カナダの深夜便(01:30発)はこれまで運航のなかった曜日に設定されており、バンクーバー空港でのゲート混雑を増やさずに機材の稼働率を最大化しています。グローバルモビリティマネージャーにとっては、ピークシーズンの座席不足が緩和され、フィリピン系カナダ人の帰省に伴う高額な直前航空券の購入を回避しやすくなります。また、バンクーバー拠点の鉱山・エンジニアリング企業にとっても、フィリピンでのプロジェクトに急な出張が必要な際の利便性が向上します。開始日はニュースの24時間枠外ですが、5月1日夜にGDS(グローバル・ディストリビューション・システム)が更新されており、すでに座席予約が可能です。航空運賃専門家は、在庫が完全に反映されると運賃が5~10%程度下がると予測していますが、年末年始の割増料金は継続される見込みです。この決定は、他地域の地政学的リスクがある中でも、エア・カナダがアジア太平洋地域の成長に強い自信を持っていることを示しています。2023年から中国以外のアジア路線拡充を求めてきたバンクーバー空港当局も歓迎の意を示し、マニラ路線が同空港の長距離路線の中で4番目に多い出発地・到着地市場となったことを指摘しました。