
カナダ国境サービス庁(CBSA)は、2020年5月から閉鎖されていたニューブランズウィック州フォーフォールズの季節限定入国港を永久閉鎖すると発表しました。5月11日に公表されたこの決定は、年間約8,000人の利用者数の少なさ、近隣の入国港とのサービス重複、そしてフォーフォールズの対岸に対応する米国側の入国港が存在しないことを理由とした運用見直しに基づいています。旅行者や輸送業者は、24時間対応のアンドーバー港か、07:00~19:00営業のジレスピー・ポーテージ港(いずれも15km圏内)への迂回が必要です。事前に設定されたドライバーのルートを利用する商業運送業者は、電子ログ装置や税関書類の更新を行い、誤申告や報告漏れによる罰則を避けるよう注意が求められます。今回の閉鎖は、オタワ政府の13億カナダドル規模の国境計画と連動しており、利用者の多い入国港に資源を集中させ、技術投資や取締り強化を進める方針の一環です。CBSAは、最前線の人員や監視設備を優先的な通過路に再配置し、不正な国境越えの抑制と貿易の円滑化を両立させる戦略を示しています。フォーフォールズに依存していた地域の観光業者には即時の影響が予想されますが、地域経済開発機関は案内標識の整備やデジタル地図の更新、周知活動を進めて混乱を最小限に抑える取り組みを行っています。企業のモビリティ担当者にとっては、特に大西洋カナダの二次的な入国港に不慣れな米国人従業員向けに、ドライバーの指示やGPSデータベース、旅行者向け説明の見直しが重要なポイントとなります。