
カナダ国境サービス庁(CBSA)は2026年5月11日、ニューブランズウィック州フォーフォールズの季節限定陸路入国ポイントが、2020年5月のCOVID-19パンデミックの最盛期以来閉鎖されたまま、今後も再開しないことを正式に発表しました。CBSAの調査によると、この検問所の利用者は季節あたり平均8,000人にとどまり、24時間営業の代替施設であるアンドーバーとジレスピー・ポーテージが25km圏内に存在しています。フォーフォールズはこれまで毎年4月中旬から10月中旬まで営業し、メイン州北部とニューブランズウィック西部間の別荘利用者や限定的な商業輸送を支えてきました。しかし、米国税関・国境警備局は2020年以降、隣接する施設を再開しておらず、カナダ側は事実上孤立した状態となっています。CBSAは、米国側の閉鎖に合わせることで人員配置の非効率を避け、大西洋カナダ地域の交通量の多い検問所にリソースを集中できると説明しています。地元住民や観光業者にとっては、最寄りの開いている検問所まで15~30分の迂回が恒常的に必要となります。個人の越境用事には不便が生じますが、商業トラックへの影響は最小限と見られており、多くの運送業者はすでにフルサービスの通関業者と商業処理レーンを備えたアンドーバー経由でルートを設定しています。国際的な人材移動の観点からは、メイン州のパルプ・製紙工場とニューブランズウィックの施設間で技術者や季節労働者を移動させる企業は、渡航手続きやGPSルートの更新が必要です。CBSAは旅行者に対し、近隣の検問所の営業時間を事前に確認し、出発前にオンラインの「オフィス・サービス案内」を参照するよう呼びかけています。Nexusカード保持者は引き続きアンドーバーの専用レーンを利用可能で、プログラムの変更は予定されていません。今回の恒久的閉鎖は、CBSAのパンデミック後のインフラ合理化の一環であり、業界団体は予算制約と変化する旅行パターンの中で、ケベック州やサスカチュワン州の利用者数の少ない季節限定検問所についても今後追加の見直しが行われると予想しています。