
財務省は7月9日から10日にかけて、第二次スイス拠出プログラムの進捗を確認する年次運営委員会を開催しました。このプログラムでは、ベルン政府が2019年から2029年にかけて、キプロスの移民関連プロジェクトや社会的結束の取り組みに2,600万スイスフラン(約2,600万ユーロ)を割り当てています。関係者によると、そのうち3分の1以上、約880万ユーロがすでにニコシアの庇護サービス本部の拡張、新しいケース管理ソフトウェアの導入、国際保護申請の審査時間短縮を目指した専門研修に充てられています。さらに150万ユーロは、国際移住機関(IOM)が実施する、支援付き自発的帰国・再統合(AVRR)制度を利用して帰国を選択した移民に対する一時的な宿泊、カウンセリング、一時金支給を支援する計画に充てられています。昨年11月に署名されたスイス支援の第2フェーズでは、ラルナカとリマソールに2027年初頭に開設予定の未成年単独移民向け小規模シェルター「ホーム・フォー・ホープ」に追加で240万ユーロが投入されます。また、640万ユーロは「早期統合」戦略に割り当てられ、6つの地区全域で言語教育や職業紹介サービスの分散化を図ります。副移民大臣は、合法的な移民数が20万人、島の人口の22%に達していることから、この取り組みが極めて重要だと強調しました。移民問題以外にも、約500万ユーロが行方不明者委員会のDNA分析、カライスカキオ財団が運営する希少疾患センター、家庭内暴力シェルターの拡充など社会プロジェクトに充てられています。スイスとキプロスの代表は、社会的結束の柱が急速な人口変動による都市サービスへの負担軽減を目的としていると強調しました。キプロスにスタッフを派遣する企業にとっては、庇護サービスの強化や早期統合プログラムの展開により、就労許可の依存者の処理が迅速化し、居住の道筋がより予測可能になり、多言語に対応できる高度な労働力が期待できます。企業は、2026年から27年にかけて調達が予定されている新施設やITシステムに関連する入札情報を財務省のウェブサイトで随時確認することが推奨されています。
出典: Cyprus Mail