
7月12日の深夜報道によると、元フィンランド内務大臣で現職議員のパイヴィ・ラスアネン氏は、英国が彼女の承認済み電子渡航認証(ETA)を、ロンドン経由の予定のわずか3日前に取り消したため、米国からの帰国ルートを変更せざるを得なかった。デイリーフィンランドの報道によれば、ラスアネン氏は英国へのビザ免除乗客が通過や入国に必須の新ETAを申請し、当初は自動承認を受けていた。しかし7月3日、英国当局は「申請者から提供された情報」を理由に説明なく許可を取り消した。ラスアネン氏は、この拒否は2026年3月に少数派集団への扇動罪で有罪判決を受けたことに関連するとみているが、控訴中である。夫は同時に申請し承認された。フライト予約後の変更だったため、議員は別の欧州のハブ空港経由に迂回し、追加費用と遅延が発生した。この事例は、英国のETA制度のあまり知られていない特徴を浮き彫りにした。ビザ拒否とは異なり、ETA取り消しには説明義務や審査請求権がなく、航空会社はETAが取り消された旅行者の搭乗を拒否できる。フィンランドのビジネス旅行者や企業のモビリティ管理者にとって、ETA(および今後導入予定のEU ETIASなど類似制度)は遡及的かつ短期間で拒否される可能性があることを改めて認識する必要がある。出発まで従業員の認証状況を監視し、柔軟なチケット手配を心がけるべきだ。著名人や政治的に影響力のある人物(PEP)は空港通過でも厳格な審査を受ける可能性があるため、代替ルートの準備が求められる。フィンランドの旅行業界団体は英国内務省に説明を求め、裁量的な拒否に対して明確な異議申し立て制度の導入を要請する見込みだ。旅行者はETA申請を早めに行い、72時間前の航空会社API登録前にステータスを必ず確認することが推奨されている。
出典: Daily Finland