
政府の包括的な移民・庇護法案を審議する公聴委員会は、7月22日に正式に書面証言の募集を開始しました。利害関係者は9月初旬までに意見を提出でき、9月10日から条文ごとの詳細審査が始まり、報告期限は11月3日となっています。法案案では、スポンサー制度の見直しが提案されており、雇用主に対する罰則の強化、新たなデジタルの就労権確認、移転代理人の必須認定制度が盛り込まれています。また、訪問者から就労ルートへの国内での切り替え制限や、一部庇護申請の迅速審理といった物議を醸す条項も含まれています。企業の人材移動チームや大学、業界団体からの証言が委員会に殺到する見込みです。英国産業連盟(CBI)は、訪問者から就労への一律禁止が、熟練コンサルタントをプロジェクト途中で英国から退去させることになり、グローバルな顧客サービスモデルに支障をきたす懸念をすでに表明しています。一方、英国大学協会(Universities UK)は、庇護申請の迅速化が学問の自由を損なわず、リスクのある研究者の強制退去を招かないよう求めています。法案の報告者は、2025年の熟練労働者改革で採用された経済的必要性が明確な場合の例外措置を検討する意向を示しています。観察筋は、11月の報告期限が財務大臣の秋季声明と重なることから、移民関連の収入措置(技能料金の引き上げなど)が財政政策に盛り込まれる可能性があると指摘しています。結果に影響を与えたい雇用主は、事業への影響と遵守の利点を数値化した証言を準備すべきです。提出は委員会のオンラインポータルを通じて行われ、公開記録となります。