
イタリア鉄道インフラ会社(RFI)は、戦略的路線であるオルテ-ローマ-フィウミチーノ空港線において、9月19日正午から20日および10月3日~4日にかけて緊急のインフラ工事を実施すると発表しました。この工事により、レオナルド・エクスプレスやイタリア最大の国際空港と中部・北部地域を結ぶ複数の地域列車の運行に制限や迂回が生じます。例えば、地域列車5136号はローマ・ティブルティーナ駅ではなくローマ・オスティエンセ駅からの乗車となり、中間停車駅も変更されます。今回の線路更新工事は、欧州鉄道交通管理システム(ERTMS)導入に先立つ信号のデジタル化を目的とした25億ユーロ規模のプログラムの一環で、単線運行が約30時間続き、輸送能力が約40%減少します。トレニタリアはピーク時にポンテ・ガレリア駅とローマ・ティブルティーナ駅間で代替バスを運行しますが、所要時間が倍増し、フィウミチーノ空港での乗り継ぎに影響が出る可能性があると警告しています。フィレンツェ、ナポリ、ミラノからの朝の都市間列車で到着するビジネス客は、余裕を持った移動時間の確保やローマ・テルミニ駅から空港までのタクシー利用を検討すべきです。また、同路線で鉄道貨物バンを使って家庭用品を輸送する企業の移転チームは、運行枠の再調整や夜間の遅延が発生する可能性があります。今回の工事は、2027年の欧州ダイヤ改正に向けて、高速旅客列車と国際貨物列車の共通デジタル基準による統合を目指すイタリアの主要幹線整備の一環です。長期的な信頼性向上には不可欠ですが、週末ごとの部分的な運休は、混合交通路線の全面停止なしでのアップグレードの運用上の難しさを浮き彫りにしています。