
英国とナイジェリアは、2026年10月16日にロンドンで開催された年次「移民・司法・内務対話(MJHA)」で高官が会談し、戦略的な移民パートナーシップを強化しました。会談後に発表された共同声明では、以下の3つの分野で新たな協力が示されました。1)英国に合法的な滞在権のないナイジェリア国民の迅速な送還、2)ビザ詐欺の検出と組織的な移民犯罪対策のための情報共有、3)熟練労働者や学生向けの法的な入国経路の整備、特に英国の優先ビザプログラムによる迅速な処理です。雇用主にとって最大の注目点は、事前審査を受けた英国企業がナイジェリア人採用のために一括で熟練労働者ビザ申請を行える「トラステッド・スポンサー・コリドー」の試験導入です。これにより、現在の8週間の審査期間が最短10営業日に短縮されます。この制度は2027年1月に開始され、2,000名分の枠が設けられ、遵守状況や知識移転の基準が満たされれば拡大も検討されます。また、両政府はSTEM分野を専攻するナイジェリア人留学生に課される年間1,035ポンドの移民健康付加料金の見直しにも合意し、卒業後に重要な技能職に就く場合の部分的な返金を検討しています。詳細は春の財政報告で発表される予定です。西アフリカで事業を展開する企業は、実施スケジュールを注視すべきであり、トラステッド・スポンサーの認定を早期に取得した企業は、英国の厳しい労働市場での採用競争において大きな優位性を得ることが期待されます。