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オーストラリア人、米国渡航を敬遠 新ESTA規則で過去5年分のSNS履歴提出が必須に

12月 12, 2025
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オーストラリア人、米国渡航を敬遠 新ESTA規則で過去5年分のSNS履歴提出が必須に
オーストラリアの旅行代理店は12月11日、米国税関・国境警備局がビザ免除プログラムの訪問者に対し、ESTA申請時に過去5年間のソーシャルメディアの投稿履歴、メールアドレス、電話番号、生体認証データの提出を正式に提案したことを受け、一斉にキャンセルの波に直面しました。

この措置は、トランプ前大統領の大統領令に基づき、「敵対的な態度」を持つとみなされる人物の入国を拒否することを目的としており、60日間の意見募集期間を経て、2026年のFIFAワールドカップ開催前に施行される見込みです。11月のオーストラリアからの米国入国者数はすでに45,408人と、パンデミック前の半数程度に落ち込んでおり、旅行代理店はさらに二桁の減少を予測。顧客は会議やインセンティブ旅行をカナダや日本に振り替えています。

オーストラリア人、米国渡航を敬遠 新ESTA規則で過去5年分のSNS履歴提出が必須に


ビジネス旅行の管理者にとっては、コンプライアンス上の大きな負担となります。スタッフの旅程にはより長い準備期間が必要となり、広報チームは米国の入国管理官に誤解される恐れのある企業のソーシャルメディア投稿を事前にチェックしなければなりません。多国籍企業は、従業員が同僚のタグ付けされた投稿など第三者のコンテンツも事実上提出することになるため、データプライバシーのリスクも再検討しています。

観光経済学の試算によると、オーストラリアからの訪問者が1万人減るごとに、米国のホスピタリティ業界は直接的な支出で3,200万ドルの損失を被るとされています。一方で、カンタス航空などオーストラリアの航空会社は、座席数をより収益性の高いアジアやヨーロッパ路線に振り向けることで恩恵を受ける可能性があります。

キャンベラ政府はこれまで控えめな批判にとどめ、米国には入国条件を設定する主権があると述べています。一方、市民自由団体は、アルバニージェ政権に正式な抗議を求めており、過度なデータ収集が他国にも悪影響を及ぼす前例となることを警告しています。
出典: The Guardian

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