
2026年2月20日の定例連邦記者会見で、内務省報道官のフロリアン・ザネッティ氏は、ドイツの全陸上国境における臨時検査が3月15日以降もさらに6か月間継続されることを確認した。この延長は欧州委員会に正式に通知されており、ポーランド、チェコ、オーストリア、スイス、フランス、ベネルクス諸国、デンマークとの国境で、少なくとも2026年9月15日までパスポートと車両の抜き打ち検査が続くことを意味する。ドイツは2024年9月にバルカンルートを経由した不正入国の急増を受けて、国内の一斉検査を再導入した。EUの規則では通常こうした検査は最長2年に制限されているが、ベルリンは継続的な二次移動や密輸ネットワーク、そして間もなく導入される入出国管理システム(EES)が延長の正当な理由だと主張している。2024年秋以降、連邦警察は47,000人の入国希望者を入国拒否し、約1,900人の密輸犯を逮捕。2025年の庇護申請件数は約3分の1減少した。批判派にはブランデンブルク州の財務大臣や警察組合が含まれ、人員は地方の国境検問所ではなく駅や都市部に再配置すべきだと訴えている。経済団体は、ジャストインタイムのサプライチェーンが予告なしの検査で数時間の遅延を被るリスクを指摘している。しかし政府は混乱は最小限だと強調し、「リスク評価に基づき配置を常に調整している」とザネッティ氏は記者団に語り、商業交通には優先レーンを設けていると付け加えた。移動管理者に向けたメッセージは明確で、企業の出張者や駐在員は車や鉄道でシェンゲン圏内の国境を越える際、パスポートやIDカードに加え居住証明書も携帯すべきだ。バス運行業者は乗客名簿を24時間前までにアップロードし、貨物輸送業者は東部および南部のルートで少なくとも90分の余裕を持ったスケジュールを組むことが推奨されている。検査が9月以降も継続されるかは、今夏の移民動向とEESの生体認証ゲートの円滑な導入にかかっている。内務省は、EESからのリアルタイムの不法滞在者データが入手可能になる8月下旬に再評価を行う予定だとしている。