
2月23日付のサウスチャイナ・モーニングポストのコラムで、教育局長の蔡若蓮博士は、香港が東西をつなぐグローバル人材の架け橋となるという野望を改めて強調しました。APAIE会議の開催に触れつつ、蔡局長は、英語を主言語とする大学群や中国本土への近接性、そして寛容なビザ制度が、学生や研究者に希少な二重市場の優位性をもたらしていると述べました。記事では新たな政府目標も示されており、5年以内に公的資金によるプログラムの非地元学生比率を20%から40%に引き上げること、シンガポールのTech.Passに匹敵する専用の研究スタッフパスを創設すること、そして卒業後の就労期間を2年から3年に延長することが挙げられています。コメント形式の記事ながら、政策担当者はこうした場を新施策の事前発表の場として活用することが多く、人事や人材移動の専門家にとっては重要なシグナルとなります。地域本社を香港に移す企業は、バイリンガル人材の供給増加や外国人研究者の採用手続きの簡素化を期待でき、特に北部メトロポリスのライフサイエンスやフィンテック企業にとっては大きなメリットとなるでしょう。一方、大学は国際連携を条件とした新たな資金基準を満たすため、産業界との応用研究プロジェクトのパートナーシップを模索する可能性が高いです。専門の移転サービス業者は、卒業後ビザ延長の効果で家族向けの賃貸需要が増加する動きを注視すべきです。さらに蔡局長は、小中学校の直接補助制度校でも非地元生徒の受け入れ枠を拡大し、香港と他の競合都市間で進学先を悩む駐在員家族の長年の課題を緩和する意向を示しました。